2019年10月22日火曜日

タンチョウ

先日、岡山県自然保護センターに出かけましたが、幸いにもタンチョウの放鳥を見ることが出来ました。
タンチョウは、その美しさから、日本や中国では古来深く親しまれてきた鳥で、タンチョウを含む鶴は、特に日本では折鶴、千円紙幣、昔話(鶴の恩返し)などで多く取り上げられてきています。一般的には単に「ツル」と言えばこの事を指し、「タンチョウヅル」とも呼ばれいます。
以下は、岡山県自然保護センターのホームページに記載の物を引用させていただいております。
タンチョウは世界的に大変希少な種で、自然界での生息数は、現在、日本では北海道に約1,000羽、中国とロシアにまたがるアムール川流域周辺に生息している数を合わせても世界中で2,500~3,000羽ほどといわれています。
江戸時代までは日本各地に見られ、岡山県にも渡来した記録が残っていますが、明治以降は、銃による乱獲と開発に伴う湿原の減少で、またたく間に減少し、一時は絶滅したと思われていました。
1924年(大正13年)に北海道で十数羽が再発見され、1935年に天然記念物、1952年に特別天然記念物に指定され、その後トウモロコシによる冬の給餌に成功したことで増加に転じ、今では北海道釧路地方を中心に1,000羽まで増えました。」
同センターによるタンチョウの保護・増殖への取り組みにより、多くの個体が将来にわたり増加し、日本の空で美しく飛翔する姿が見られることを切に願っています。







オオノスリ

 日本で観察できるノスリの仲間では最大の種で、日本では稀に冬期に飛来することがあります。