2019年12月7日土曜日

ミコアイサとオシドリ

今回は、人影を目にすると飛び立ち遠くのほうに飛び立ってしまう水鳥のミコアイサとオシドリをご紹介させていただきます。
パンダのような白っぽい鳥は、前回のチュウヒの撮影ポイントと同じ場所で見かけましたミコアイサのオス、美しい色彩の羽毛を持つ鳥はオシドリのオスです。
ミコアイサの説明は、「野鳥の里 春夏秋冬 第59話」から、オシドリは、「サントリーの愛鳥活動 日本の鳥百科」から引用させていただきました。
ミコアイサ オス



ここで問題です。
この画像の中にオスとオスのエクリプス(生殖羽移行中)がいます。
お気づきになられるでしょうか。
肉眼ではなんとかミコアイサの群れとはわかるのですがどこにオスがいるのか気づきにくく、下の画像はカメラレンズのズームいっぱいにした時の画像ですがこれでも判りにくいですね。
この画像を拡大しその中からオスとオスのエクリプス(生殖羽移行中)を見つけ、そしてトリミングして拡大した画像にしています。
余談ですが私は、多くの鳥たちの画像を近くで撮影することがあまりできませんのでこのようにトリミングして画像化しています。
確かに判りにくいですね。
解答は一番左がオス、一番右端がオスのエクリプス(生殖羽移行中)です。
切り抜くと次のようになります。
右側の鳥が幼鳥はまだきれいな黒色と白色の羽になっていませんね。

オシドリ オス


手前の鳥がメスです。
ミコアイサの説明
優雅な白い体に目の周りが黒く縁どられたカモ科の鳥「ミコアイサ」。その名の由来は、白い羽衣が巫女の白装束に似ているからとのことですが、バードウォッチャーの間では、顔がパンダに似ていることから「パンダガモ」の愛称でも親しまれています。
 この愛嬌のある姿は繁殖期の雄だけに見られる特徴ですが、カモ類の雄には、繁殖期の後、一時的に雌に似た地味な姿に変わるものがいます。この時期を「エクリプス」と呼びますが、ミコアイサも越冬のためユーラシア大陸から日本へ渡ってきた晩秋の時期は、雌雄ともに暗灰色で見分けがつきにくくなります。そしてまた繁殖期を迎える頃には、雄は白黒のコントラストが鮮やかなパンダ似の姿へと変貌していきます。
 ミコアイサは、非繁殖期には集団で行動します。いっせいに潜水し、鉤形に曲がった嘴とのこぎり状にギザギザした歯を利用して餌となる魚類・甲殻類・貝類等を捕える姿も見ることができます。また、国内のアイサ類の中では最も小柄で身軽なため、わずかな助走で水面から飛び立つことができます。(出典:野鳥の里 春夏秋冬 第59話より)
オシドリの説明
頭は横からはさんだように扁平で、派手な冠羽など美しい色彩の羽毛を持つオスは、色彩の地味なメスと一緒にツガイでいることが多く、オシドリ夫婦の名の由来となっています。全国に分布、繁殖します。森林に囲まれた山の湖や池、木の陰の水面を好むので、あまり他のカモとなじまず、オシドリだけの群れをつくります。あでやかなオスたちと、目のまわりが白い、地味なメスたちが、池にゆったり浮かんでいる姿を楽しむことは、バードウォッチングのだいご味といえるでしょう。本当は、オシドリは毎年ツガイを変えるようです。他のカモとちがい、木の洞(ほら)に巣をつくります。
オシドリは、一般的には漂鳥ですが、冬になると海外から渡来してくることも確認されています。(出典:サントリーの愛鳥活動 日本の鳥百科)

サシバ

 1月末に脊柱圧迫骨折をして以来4月15日まで撮影活動を休止しておりましたが、なんとか思い機材をもって動けるようになりましたので、サシバの撮影に行ってきました。