近くにあるカタクリの自生地では、カタクリの花が見ごろを迎えています。春の妖精といわれているそのカタクリ、「初恋」という花言葉があるようですがこの花言葉は、下向きに花を咲かせる姿が、恥じらって自分の気持ちをうまく伝えられない恋心を抱く乙女を想像させることに由来していとのことです。
カタクリの花と近くの場所にはホソバナコバイモが咲いていました。この花は、Nature Log 植物記によりますと次のように解説されております。『本州(岡山県・広島県・山口県)と九州に分布するユリ科バイモ属の多年草。里山や低山の林縁などに生える。漢字では「細花小貝母」で中国地方でも岡山県には本種とともにミノコバイモが分布するが島根県にはイズモコバイモが分布する。過去には京都府内で採集された記録もあるようだが、その後、絶滅したらしい。』こちらの自生地が東限ともお聞きしておりますが、もう少し東にも自生地があるかもしれません。
春蘭は、今から数十年ほど前の子供のころには今住んでいる地域の山を歩けば、至る所で春蘭の株を目にすることが出来ていましたが、今では、ほとんど見かけることはありませんがカタクリの自生地近くの山の斜面には、その清楚な姿をみることができました。