自然の中で自生する雑草・山野草、野山で自由に飛び交う野鳥や昆虫などにスポットをあてて投稿したいと考えております。
アサギマダラは、画像の様に美しい文様の翅を持つ大型の蝶で、遠くは日本から南西諸島や台湾まで飛翔するようです。幼虫の食草は、キジョラン、イケマなど、ガガイモ科の植物で幼虫も成虫も体内に食草由来のアルカロイド系毒物質をもつため、鳥たちから身を守ることが出来るようです。
一方、フジバカマは、秋の七草のひとつで、日本書紀や万葉集、源氏物語にも登場し、古くから日本人に愛されてきました。かつては本州以南の山野で広く自生していましたが、近年は減少しており、絶滅寸前種に指定されている地域もあります。
日本では冬に大陸から多くの個体が飛来し、葦原などに生息し越冬しますが、葦原は経済価値が低い土地とされ、何らかの開発の対象となることが多く棲み処が失われる脅威に晒されています。環境省のレッドリストでチュウヒは絶滅危惧IB 類(EN)に分類されています。